2016
April 24
April 24
自分で建てる丸太小屋作りに没頭しているとき、このまま永遠に同じ時間が流れても不満は感じないだろうと思うくらい、居心地が艮かった。
夜のうちに丸太の上に降り積もった雪を、まず払い落とす作業からはじめる現場は、寒くて、ぬかるんでいて、快適ではないけれど、チェーンソーでひたすら丸太を刻む肉体労働がこのまま本業となっても、僕は決して後悔しないだろうと思う。
10本の丸太が積み上がったので、それまで外でやっていた焚火を丸太の壁の中へ移動した。
仮基礎に組み上げてるから、床がなく、直接、土の上で焚火が出来るのだ。
1日の作業を終えたあと、その中で冷えきった体をあたため、カラッポの胃袋の中へ焼き肉をビールで流し込んだとき、体の奥底からわきのぼってくる快感に全身が包み込まれた。
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